パーマがかかりにくい方にもクセ毛風ウェーブを。
2016/11/09
【毛の無いところにパーマはかからぬ】
→全く毛の無いところにパーマがかかるはずがなく、逆説的に言えば毛がありさえすればパーマはかかる、ということ。転じて、何事も不可能では無い事の例え。
さて、五月らしい晴々とした美容師ことわざから始まった今回の記事ですが、
非常に爽やかな陽気が続いている今日この頃。
洋服も薄着になることだし、こんな感じのクセ毛風ウェーブはいかがでしょうか。
もちろん、コテもブラシも使ってません。
自然に乾かして、ムースをつけた仕上がりです。
ちなみに、こちらのお客さまのビフォアはコチラ↓
2ヶ月前のボブですが、髪質はストレートで柔らかく、 パーマもかかりにくく、すぐに取れてしまいます。。
そんなお悩みを持っている方でも、ロッドの巻き方や、パーマ液の選び方を工夫すれば、
ダメージを抑えながら、クシュっとした質感を出すことも可能です。
ちなみに、パーマがかかりにくい方の原因を簡単に説明すると
そもそも、パーマというのは、毛髪内部のタンパク質(シスチンという成分)の結合を切り、並べ替えて再結合させることで、ウェーブを形づくる。というものなので、
→髪の毛が柔らかく、細め
→つまり、シスチンの数自体が少ない
→ウェーブをつくる「材料」が少ない
→【かかりにくく、取れやすい】
ということなのです。
こういう場合、やみくもに強い薬剤でパーマをかけると、ダメージの原因になってしまうので、
・シスチン以外にも働きかけるパーマ液を使うこと。
・やや細めのロッドで、1本あたりの巻く毛量を多めにすること。
というポイントを抑えながら、パーマをかけていくと、
ダメージを抑えながら、フワッ、クシュ
っとした質感を出すことが出来るのです。
ちなみに、長さがあれば、低温でかけるデジタルパーマなんかも、こういった髪質の方にはオススメ!
スタイリングですが、この髪質だとボリュームが出にくい方が99.5%くらいだと思うので、
ドライヤーは必ず下から風を当てて、根元を起こすように!しつこいようですが、ポイントは「根元に下から風を当てること」ですからね。フンワリと。
そんで、地肌が乾いたら、毛先が半乾きくらいの状態でムースをもみ込んじゃいます。
※地肌は半乾きじゃダメですよ!雑菌が繁殖したり、頭皮トラブルの原因になります。
これが、パーマが取れやすい方の一番簡単なスタイリング。かつ、細毛、軟毛にかかわらず、パーマが取れかかってる方でもウェーブを復活させるスタイリングです。
「どうせパーマかけても取れちゃうから…」
なんて悩みをお持ちでしたら、ぜひご相談いただければ、
髪質を見極めた上でしっかりと施術しますよ!
ぜひご相談くださいね。
渡辺祐磨
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