【現役美容師が】美容院でヘアカラーを失敗しないための注文のコツ。【教える】
いきなりですが、日本人がヘアカラーをしている割合は約65%と言われていて、
そのうち美容室でカラーをしている人は約66%。
人口に直すと、おおよそ1855万人の方が、美容室でカラーをしていることになります。
では、満足いく仕上がりになっている方はその内何%なのでしょうか。
僕にはわかりません!!
、、、え?無責任なこと言うなってか?笑
いやいや、もちろん、ブログを読んでいるあなたには、満足のいく素敵なカラーでいて欲しいと願ってますよ!
そこでですね、僕なりに、
「美容室でこういう感じに注文すると希望通りになるかもよ!」
ってのをお伝えできればと思います。
ポイント①明るさは「今」を基準に
髪の毛の明るさというのは、一般的に「〇〇レベル」というような数字で表されます。
職場などで、「◯レベルまで」と規定がある方も多いのではないでしょうか。
ちなみに、日本人に多い地毛の明るさは5レベル位で、しっかり黒い方は4、明るめの方だと6〜6.5位の場合もあります。
さらに「根元は地毛(5レベル)が2センチ、中間は少し明るく8レベル、毛先は明るくした部分が残っていて10レベル」と、髪の毛の状態というのは根元から毛先まで、同じ状態ではない場合がほとんどですが、まずは大まかに、
今の明るさよりも、暗くしたいか明るくしたいか。(またはキープしたいか)
を美容師さんに伝えてみると良いと思います。そこから、
暗くしたい場合は、地毛くらいにするのか、または色を少し入れて落ち着かせる程度にするのか。
明るくしたい場合は、ほんのり軽い印象になる程度なのか、ブリーチが必要なのか。
キープしたい場合は、リタッチのみの方が良いか、薄く色味を入れたいか。
など、細かいレベルの調整になります。
美容室に行った時に一番大きな判断材料になるのは、お客さまの「今」の状態なので、そこを基準に明るさを決めた上で、レベルや色味の話をした方が、美容師さんとのズレが無くなりやすいです。
ポイント②暖色か寒色か、はたまたブラウンか
まずは、下の写真を見てください。
少し見づらいかもしれませんが、美容室に置いてあるカラーチャートというもので、
左側2色はブラウン系、それを除いて真ん中から左側は寒色、右側は暖色、となっています。
色味が違うのがなんとなくわかりますか?
ちなみに寒色というのはアッシュやマット(グリーン)系、などの一般的にクールな印象の色。
暖色というのは赤、ピンク、パープルなどの、温かみを感じる色のことを言います。
ここはシンプルに、、、!
「アッシュ系が好き、ピンク系にしてみたい、きれいなブラウンが良い」というように、好きな色味を伝えてみましょう。
伝えた上で、どれくらいの色の強さ、濃さが良いのかを相談できるとなお良いと思います。
また、アッシュ系にしたい方(好きな方)の多くは赤みが気になる、オレンジになりやすい(オレンジ嫌いの人は個人的にかなり多い気がする!!)という悩みだったり、
ピンク、パープル系が好きな方は、「すぐに黄色くなるのが嫌!」というような悩みを持っている方も多いと思うので、、
その辺の悩みも伝えてあげると、美容師さんも色々考えてくれますよ!
あと、意外に多い落とし穴は「自然なブラウンに、、、」という場合です。
そもそも、髪の毛はブラウンですしね。笑
カラー前の髪色(元々の自分のベースカラー)に特に不満がなければ、希望のレベル(明るさ)のブラウンを塗れば、失敗することはないと思うのですが、
「自然なブラウンにしたい(けど毛先の黄色い部分が気になる)」
「自然なブラウンにしたい(けど赤茶っぽいのは嫌)」
というように、ブラウンにも幅があったり、明るさによって見え方が違う場合もあります。
色味に関して気になっていること、好み、希望などを美容師さんと共有することがポイントですね。
③「こんな感じ」って意外に大事。
リタッチして根元さえ明るくなれば、という方には不要ですが、例えば
「柔らかい雰囲気になりたい」「ツヤを出したい」「大人っぽく見られたい」「季節感を出したい」「重い印象を変えたい」、、、などなど、
どんな色味や明るさが似合うのかは自分でわからなくても、「こうなったらいいな」という思いはありませんか?
これだけだと自分の思っていた仕上がりと違ってしまいがちですが、ポイント①、ポイント②と合わせて伝えると、よりイメージが伝わりやすくなります。
例えば、、、
1、①今よりも少し明るめで②アッシュ系の③やわらかい感じにしたい!
とか、
2、①今よりは暗めで②ピンクっぽく③ツヤを出したい!
とか、
3、①地毛までは暗くしたくないけどしっかり暗めで②赤みを消して③透明感は欲しい!
とか。
なんとなく伝わるだろうか。
いや、担当の美容師さんには伝わるはず!!
てことで、希望の明るさや色味に加えて、キーワードを加えることで、グッとイメージが固まりやすくなります。これは髪型でも同じことが言えるかも!
④魔法の言葉「色の見本ありますか?」
ね、、、。
散々あーだこーだ言っといてね、、、。
もうね、これに尽きます。
美容師さんと話してて、「うまくイメージがつかめないな」と思ったら、言ってみてください。
やはり、視覚的に共有するのが間違いねえです。上で少しお見せしたカラーチャートが出てくると思います。
色数がすごい。当サロンだと、加えて、あと2つのメーカー、さらに白髪染めのカラー剤もあるので、、、
とんでもねえ色数です。
ただ、お客さまがいきなりここから選ぶのは難しいので、ポイント①②③を踏まえて、
「これよりも少し暗め」とか、「もう少し自然な感じ」とか、「アッシュを強くしたい」とか、見本を見ながら話してみるとズレがなくなると思います。
余談ですが、雑誌とかネットの画像も美容師さんにオーダーする上ではものすごい有効なので、「顔とか違うし、、、」なんて思わず(美容師さん側はそんなこと思ってないので)どんどん見せてあげると良いと思います。
ただ、色に関しては、光の当たり方とか、画像処理で判断が難しいこともあるので、
「この毛先のこの辺りの色が好き」というように、具体的に指差してあげるとベターかと。
まとめ
さて、最後まで読んでくれてありがとうございます!
長くてよくわからなくなったと思うので(すいません)、まとめます。
美容院でヘアカラーの失敗をしないための注文のコツは、
①「今」を基準にした明るさ
②好きな色味を伝える
③雰囲気、イメージがあれば
④色見本など、視覚で共有
の4つ!とはいえ、
「え、これイチイチ説明すんのメンドくない?」
と思っている皆さん、ご安心ください。そこまで頑張らなくても平気。
美容師さんも、きっと親身になってカウンセリングしてくれるでしょうし、お任せでも可愛くしてくれると思います!そういうもんです。
なので、この記事がすこーしだけヒントになったなら、幸いです。
ではまた。
渡辺祐磨
LINEでカラーの相談ができます✂︎
登録無しでもできるweb予約はこちら✂︎