美容院で肩のマッサージをされる理由。ていうか、そもそも必要なの?
2016/11/09
マッサージは好きですか?
僕は好きです。
美容院に行くと、必ずと言って良いほどマッサージされますよね。
あれなんでなんですかね。
僕がアシスタントとして入社した頃、まず覚えなくてはいけない技術がシャンプーとマッサージでした。
「1oo人シャンプー」という課題をクリアし、チェックに受かるため必死こいてやったものです。
そんなこんなで、おそらく僕に限らずほとんどの美容師さんは同じような道筋で新人時代を過ごしていると思うので、お客様にマッサージをするのは至極当たり前なのではないでしょうか。
カットし終わったら、マッサージ。
カラーシャンプーが終わったら、マッサージ。
当たり前に。
そこでこの疑問ですわ。
「これ要る?」
僕は声を大にして言いたい。
テキトーなマッサージは要らない!!
おざなりなプレイは結構!!
やらなきゃいけないからやってる。ならやらない!!
それは、「とりあえず出しとけ」とでもいうような、居酒屋の美味しくないお通し、、、。
それは、「白い皿でもあげりゃいいだろ」とでもいうような、ヤマザキ春のパン祭り、、、。
いや、白い皿は割と欲しい、、、。
じゃあ、どんなマッサージならええんじゃ?
と聞かれたら、僕はこう答えるでしょう。
「お金を払ってもいい」と思ってもらえるマッサージ。
もしくは、
「またマッサージして欲しい」と思ってもらえるマッサージ。
そのためには、ツボや筋肉の知識もつけなきゃいけないし、お客様の状態も良く観察する必要があるし、マッサージの手技も上手くなきゃ、そう思ってはくれない。
さっきの例えで言うと、
「その日に仕入れた旬の食材を使って、お客様の好みに合わせた出来立ての美味しいお通し」
を出す感じね。
そんなお通しが出てきたとき僕は
(え、これお通しすか!?うまっ!この店、絶対当たりや!)
といつも小さくガッツポーズをしてしまいます。
なんか、わかります?この感じ。いや、多分わかってないだろうけど、続けます。
そもそも、
美容院は、髪を2センチ切るところでも、白髪染めをするための場所でもなく、
綺麗になったり、理想の自分に近づいたり、リフレッシュして、明日からまた2ヶ月気持ち良く、快適に、楽しく過ごすための場所。
と考えていて、
その、リフレッシュ、という部分がとても大事に思えて、美容院では気分転換や、気持ちや身体を癒すことができなければいけないと僕は思うのです。
偉そうに書いてるけど、大体の美容師さんはこの想いを伝えるべく、毎回マッサージをしていると思います。
まとめ。
美容院でマッサージをするのは、美容師さんの「お客様を癒したい」という想い故。
よって、マッサージは必要。間違いねぇ。
とはいえ、単純に「マッサージが苦手」という方は、遠慮せず担当の美容師さんに伝えた方がベターです!より気持ち良くサロンでの時間を過ごすために必要な要望ですので。
ちなみに、マッサージをつい長めにやってしまうので、お客様に言われる一言。
「美容師辞めて、マッサージ師に転職した方が良いよ!」
あのさぁ、、、。
渡辺祐磨
マッサージ好きな方は是非。