ハゲの、ハゲによる、ハゲのための鎮魂歌(レクイエム)。
2016/10/31
ハゲは三文の得。
(ハゲはシャンプーの使用量が少なく済むため、経済的である意。転じて、悪とされていることも見方を変えれば、善である事の例え)
俺は今、禁断の扉を開こうとしている。
ハゲ回だ。
「髪の毛が後退しているのではない。私が前進しているのだ。」
これは、孫正義さん(ハゲ)のハゲ的名言である。
今回は、俺を含むハゲ達の希望の道を照らすために、そして俺自身が輝くために、歯を食いしばり、血を滲ませながら文字を打つのだ。
さて、正直なところ、今回は長くなる。
「ハゲなんかに興味はないから、レアチーズ・パフェにラズベリーソースでもかけて食べていた方がよっぽど楽しく過ごせるわ」
などという、女性フォルモン潤沢な、ハゲと無縁の方はさっさと御退出いただいて結構。
これは
俺達の
鎮魂歌(レクイエム)だ。
前置きが長くなったが、まずは幾つかの画像をご覧頂こう。
【ブルース・ウィリス】
【ショーン・コネリー】
【ジュード・ロウ】
【ジェイソン・ステイサム】
どうだろう。
全員、格好良いではないか。
※ちなみに、俺の友人であり、ハゲ仲間であるマ◯ブくんとの合言葉は、「ジェイソンステイサムになろう。」である。
しかしながら、「欧米人は参考にならない」などという、しみったれた台詞が聞こえて来そうなので、
【渡辺謙】
【田中要次】
【モト冬樹】
【温水洋一】
、、、いや、我々は開拓者(パイオニア)になるのだ。特権階級である一部のハゲのみならず、ハゲが、すべからく幸せで居られる社会を目指そうではないか。
(しかしながら、モト冬樹の笑顔には、卓越した何かを感じさせるものがある)
ではまず、「なぜハゲるのか」を解説しておこう。
ここからはかなり具体的な話になるので、淑女の皆々様、また、必要の無い方は流し読みして頂いて結構だ。
ハゲというのは複合的な問題なのだが、それを紐解けば、
①血流悪化による栄養不足
②男性ホルモンの変異による毛髪サイクルの乱れ
この2点が直接的な原因である。
少し解説しよう。
①→髪の毛を作るのに充分な栄養を運ぶことが出来なくなる。
要因は、喫煙や過度のアルコール摂取。栄養不足、睡眠不足などの生活習慣の乱れ。また、加齢で皮膚が落ちてくることにより頭頂部の皮膚が圧迫されること。
②→「テストステロン」が酵素と結びつくことにより「ジヒドロテストロン」に変換される。
テストステロンが毛髪を太くするのに対し、ジヒドロテストロンは毛髪サイクルを乱し、脱毛を促すホルモンである。
脱毛を促す」という文字を打って、俺は震えた。どちらかと言えば、これから生えてくるであろう新しい毛髪に、逢いたくて逢いたくて震えているのに、だ。
いやしかし待たれよ。諸兄は諦める必要が無い。なぜなら、原因は明確であるからだ。脱毛を防ぐために、諸兄がやるべき事はたったの2つなのだから。
一つ!
血行を良くするべし!
二つ!
ジヒドロテストロンを抑えよ!!
たったのこれだけだ。
では、具体的な行動を挙げていく。
一つ:血行を良くするべし
当たり前だが、まずは生活習慣を見直そう。タバコやお酒は程々。バランスの良い食事、睡眠、な運動、ストレスを溜めないこと。ちなみに、俺のお客様で、転職して環境が良くなったり、仕事のストレスが減った途端、抜け毛が見るからに減った方もいる。
そして、次もポイント。
頭皮マッサージ、侮るべからず。
シャンプー後、リンス(またはトリートメント)をつけて、耳の上から頭頂部に向かって引き上げるように頭皮を動かす。額の生え際から頭頂部に向かっても同様に。
これは、先に書いた加齢により皮膚が落ちてくるのを防ぐためである。ちなみに、頭頂部には筋肉が無く、放っておくとだだ下がりしてくる。これは、男女問わず起こり得ることなので、淑女の皆々様も何卒ご参考までに。
※ちなみに美容院でヘッドスパが良いとされているのは、こういった効果に加え、無数にある頭のツボを刺激したり、リンパの流れに沿って老廃物を流す効果があるためである。
他に血行を良くする手段としては、ミノキシジルを頭皮に塗布するというもの。
ミノキシジルとは諸兄もご存知のリアップに配合されている主な成分である。
つまり、リアップは血行促進に特化した育毛剤であると言えよう。
二つ:ジヒドロテストロンを抑えよ
諸兄にハッキリと申し上げよう。ジヒドロテストロン(以下DHT)、
マジヤバい。
覚えておいて欲しいのは、男性ホルモンであるテストステロン(以下TS)が、5α-リダクターゼという酵素によりDHTに変異してしまうということだ。 これは遺伝による部分も大きい。
TSが「骨格、筋肉の成長」「やる気、行動力の増加」といった、男に無くてはならない、まさに男性そのものを創り上げるホルモンであるのに対し、
DHTは「薄毛」「体毛の増加」「精力減退」さらには「前立腺肥大」まで起こす可能性がある、悪魔が産み落とした物質とも言える代物であるということだ。
もはや、ワンピースでいうところの、
ハゲハゲの実
である。
「食らえッ!ハゲハゲシャワー!」
ただの抜け毛である。
そんなハゲハゲの実を無力化する方法をいくつかご紹介しよう。
なにはともあれ、DHTを抑制できる育毛剤を使うべきだ。DHTは皮脂腺と毛乳頭に作用して発毛サイクルを乱すので、シャンプー後の清潔な頭皮につける育毛剤は抜群の効果を発揮するだろう。ちなみにプレゼンスでは、3種類の育毛剤を用意しているので、悩みに応じてご紹介することも出来る。
もう一つは「お医者さんに相談」して処方してもらう、プロペシア、フィンペシアなどの飲み薬だ。実際はフィナステリドという物質で、TSをDHTに変えてしまう5α-リダクターゼの働きを抑える効果がある。フィナステリド、マジで効く。
俺は使ったことが無いが、これはほぼ確実に言える。
ハゲハゲの実に抵抗する手段は育毛剤と飲み薬。シンプルが故、効き目もある。
対策をまとめると、、、
生活習慣や環境を見直し、頭皮のマッサージを習慣付け、DHTを抑える育毛剤をつけ飲み薬を飲む。
これで改善出来なかったら、漢、渡辺祐磨、
腹を切る。
否。
髪を剃る。
逆に、何もせずに「ヤバイヨヤバイヨ」言ってるヤツは、
なんかやれ。
ただし、
ただし、だ。
諸兄にご理解いただきたい事がある。
あるハゲ方に関しては、正直改善しにくいのだ。
それは、
「M字ハゲ」。
そう。
俺 だ 。
先日、高校時代の同級生であるア◯ナ(元女子ホッケー部)に、言われた。
アキ◯「前は小文字の「m」だったのに、もはや大文字の「M」じゃーん♪」
俺「うまいこと言うねハハハ…(白目)」
しかし、俺は訂正させていただきたい。
俺の額は、正確には「M」ではない。
これだ。
マクドナルド。
俺のマックがドナルドしているのだ。
おわかりいただけるだろうか…。
マクドナルドの微妙な丸み。
エグい角度である。
なぜ、M字ハゲが改善しにくいかというと、頭頂部は遺伝による部分に加え、生活環境や他の因子も大きく関わってくるのに対し、M字ハゲ(もうこのフレーズ書きたくない)は遺伝そのもの。つまりDNAに刻まれているのである。進行は早くないが、一歩一歩、確実に忍び寄ってくるものらしい。
それでも!!
…それでも、だ。
俺は、ハゲと戦い続ける。
最大のライバルに負け、
数々の強敵に敗れて、
傷つき、打ちのめされ、
あまつさえ、死までも受け入れながら、
常に強くあろうと自分を磨き続けた、彼のように。
↑ハゲとるやないか。
〜完〜
おまけ
ベジータとマックを重ねてみたら、角度が完全に一致。
渡辺祐磨
※追記
フィナステリドやミノキシジルについては、副作用が懸念される場合があるので、使用については熟考の必要があると思います。
→https://ja.m.wikipedia.org/wiki/フィナステリド(脱毛症「副作用」の欄参照)