【帝王と行く】十和田の居酒屋「呑兵衛」で爆発必死の海鮮祭り。【青森編②】
さて、舞台は夜の街へと移ろうのでありますが、話を持ちかけたのは「青森南部の本当にいい店を知り尽くした男」「祭狂い」など多くの異名を持つ、幼馴染のニトベくん。
【”六戸町の海老蔵”とも】
焼き鳥屋をはさんで二軒目に行った「呑兵衛」。リーズナブルに豊富な種類のご当地料理を食べられ、そして美味いのです。
【郷土料理の貝焼き】
【珍しい魚の刺身3種盛り600円(←!)】
こちらは手前からオニオコゼ、生サバ、金目鯛というクセ者揃いかつ豪華なラインナップですが、中でもピカイチだったのが生サバで、ホント美味しかったんですよ。オニオコゼも多分初めて刺身で食べたけど、身が締まってて良い。
そんで、ニトベが「これは食っとけ」とオーダーしたのがこの
カメノテ。(クリックで画像)
生はエグいですね。珍味として重宝されてるらしく、東京の居酒屋ではまず見ないこのシロモノは、
こうして身を取り出して食べるんだけど、何よりも美味かったのは煮汁。
出汁ハンパないって。旨味めっちゃ出てるもん。そんなに出えへんやん普通。
さらにさらに、ニトベが「最近ハマっている」という、
はい出ましたラスボス、ホヤ。
もう、こればっかりは人生を送る上で避け続けてきました。だって、クセえもん。(ドラえもんみたいな言い方しちゃったけど)
ただ、幼馴染に勧められて断るようじゃ青森県民として恥ですから?ええ。食べましたよ。
アレですね。クセえとかじゃなく、
大クセだじゃこれだばまんず。
(大クセだよねこれはホントに。)
口の中が全てホヤになります。ホヤこそすべて。All need is HOYAです。
噛んだ瞬間、爆発的に広がる、クセ、クセ、クセ。
クセの爆弾ですね。海食ってるみてえ。
聞いたところによると、ホヤには「プラス」と呼ばれる入水菅と、「マイナス」と呼ばれる出水菅があるそうで、さばく時に先に「マイナス」を間違って切り落としてしまうと排泄物が広がってしまい、食べるに食べられなくなるらしい。
爆弾処理かよ。
※どうやら、ホヤ好きには当たり前の知識のようでした
若干のホヤ臭と酔いを抱えながら、無事に三軒ハシゴして、”三番街の帝王”ことニトベくんとの飲み歩きはおひらきとなったのでした。
ニトベありがとね!
次回は垂涎もモノのご当地グルメを紹介します。青森編③に続く。
渡辺祐磨