本屋に行くとき。
本を三冊買った。
一冊は小説で、あとの二冊は仕事用だ。
本屋が好きで、用もなく入りたくなる。
どうでも良いエンタメ小説を選ぶときは、きっと仕事のことなんか忘れてスイッチをオフにしたい時だし、
ぐるぐると頭が回転しているときはあれもこれもと色んな情報をごちゃ混ぜに入れたくなることもある。
古事記やギリシア神話といったなんかそういうのばっかり気になる時もある。
ブラブラと表紙を眺めていると、自分が今なにを必要としているのか、どんなことが足りないのかが、フワフワおりてくるような気がして。
その一冊の小説は、あっという間に読み終わってしまった。少しウェットだったが、とても素敵な話だった。
それも今の自分に必要なものだったのかもしれない。
ちなみに仕事用の二冊は、どちらもマッサージやツボに関する本だ。
近々ご来店される皆さんはどうか覚悟して欲しい。
ツボとマッサージを極めた末、指先ひとつでその人を快楽へと導く、渡辺神拳を完成させるための実験台になってもらうのだから(ひでぶ)
渡辺祐磨